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Ravelry(ラベリー)の使い方|無料編み図パターンの探し方

ニット生地の上に置かれたノートパソコン 初心者ガイド
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僕が新しく何かを編みたくなったとき、最初に開くサイトはだいたい決まっています。Ravelry(ラベリー)です。世界中のデザイナーが公開している編み図(パターン)が集まっていて、無料のものだけを検索で絞り込むこともできます。日本語の情報だけを追いかけていると出会えないデザインや編み方に出会えるのも、海外サイトを覗く楽しみのひとつです。

英語パターンの読み方はすでに紹介してきましたが、そもそも「どこでパターンを探すか」を知らないと、せっかく覚えた読み方を実践する機会にたどり着けません。この記事では、僕が実際に使っているRavelryの使い方を、アカウント作成からパターン検索、無料パターンのダウンロード方法まで順番に紹介します。まだ編み物を始めたばかりという方は、先に編み物の始め方|初心者が最初にやることで基本を確認しておくと、この記事で紹介する内容もイメージしやすくなると思います。


Ravelryとは

Ravelry(ravelry.com)は、2007年に始まった編み物・かぎ針編みのコミュニティサイトです。世界中のデザイナーが公開しているパターンが集まっていて、サイトの利用やアカウント作成自体は無料です。有料パターンを購入する場合の代金は、Ravelry自体ではなく、パターンを公開している個々のデザイナーへの支払いになります。

サイトはあくまで「パターンを探す・記録する」ための場所というイメージで、実際に手を動かして編むところからは自分次第、というシンプルな仕組みです。


最初にやること|無料アカウントを作る

Ravelryは、個別のパターンページであればログインしなくても閲覧できます。使用する糸や針のサイズ、ゲージ、完成サイズ、さらには他のユーザーが実際に編んだ作品例(projects)まで、ログインなしで見られることを僕自身も確認しています。

ただし、パターンを検索する画面は、ログインしていない状態だとログインページに誘導されることがあります。せっかく気になるパターンを探そうとしても、その都度ログインを求められると腰が折れてしまうので、最初に無料アカウントを作っておくのがおすすめです。登録はメールアドレスがあればすぐに終わります。


パターン検索の使い方

アカウントを作ったら、さっそくパターンを検索してみましょう。Ravelryの検索画面には、パターンを絞り込むためのフィルタがいくつも用意されています。主なものを日本語の意味とあわせて紹介します。

英語UI表記日本語での意味
Craft編み方の種類(knitting=棒針編み/crochet=かぎ針編み)
Availability入手方法(Freeにチェックすると無料パターンだけに絞り込める)
Yarn Weight糸の太さ(Lace〜Super Bulkyまで段階別)
Category作品の種類(Garments=着るもの、Accessories=小物、Home decor=インテリア、Toys=おもちゃなど)
Attributes編み方の特徴(Colorwork=配色編み、Lace=レース編み、Seamless=とじ合わせなしなど)
Difficulty難易度(実際に編んだユーザーの評価をもとにした目安)
Rating評価(星の数によるパターンの評価)

この表はRavelryを使うときのミニ辞典として使ってください。もっと細かい用語まで確認したいときは、編み物の英語パターン入門|棒針・かぎ針の用語&略語早見表もあわせて見てみてください。

まずはCraftでknitting(棒針編み)かcrochet(かぎ針編み)かを選び、Availabilityで「Free」にチェックを入れれば、無料パターンだけの一覧になります。かぎ針編みの基礎がまだ不安という方は、先にかぎ針編みの基本の編み方で鎖編み・細編み・長編みを確認しておくと、検索結果の中から編めそうなパターンを選びやすくなります。

Attributesの「Seamless」は、パーツを別々に編んでからとじ合わせるのではなく、輪に編んでとじ合わせの手間を減らせる編み方のことです。こうしたパターンは輪針で編み進めることが多いので、手持ちの号数がまだ揃っていない方は、輪針セットをひとつ持っておくと選べるパターンの幅が広がります。


パターンページの読み方

気になるパターンが見つかったら、パターンページを開いてみましょう。ログインしていなくても、次の情報は確認できます。

  • 使用する糸の太さ・銘柄
  • 針のサイズ(US表記+mm表記)
  • ゲージ
  • 完成サイズ
  • projects(他のユーザーが実際に編んだ作品の写真や感想)

ゲージ・糸・針をチェックする

ゲージは、仕上がりサイズを左右する大事な数字です。ゲージの意味や測り方は編み物のゲージとは?測り方と合わないときの対処法で詳しく解説しているので、パターンに書かれた数字の意味に迷ったらあわせて確認してください。

糸の選び方に自信がない方は、編み物を始める前に知っておきたい毛糸の基本も参考になります。パターンで指定されている糸がそのまま手に入らなくても、太さ(Yarn Weight)が合っていれば代用できることがほとんどです。

針は、パターンによって棒針・かぎ針のどちらか、あるいは輪針が指定されていることもあります。手持ちのサイズで足りないときは、号数がひととおり揃ったセットがあると、いろいろなパターンに対応しやすくなります。

指示文そのものの読み方(MaterialsやInstructionsの構成、rep from *などの記号の意味)については、英語の編み図(パターン)の読み方入門で解説しています。パターンページを開く前に一度目を通しておくと、実際の指示文で迷いにくくなります。

projects(他の人の作品例)を参考にする

パターンページの下の方には、そのパターンを実際に編んだ他のユーザーの写真がずらりと並んでいます。同じパターンでも、糸の色や種類を変えるだけで印象がかなり変わることがわかるので、自分が編むときの色選びやイメージづくりにとても参考になります。


無料パターンのダウンロード方法

Ravelryで見つかる無料パターンの入手方法は、大きく2パターンあります。

  1. Ravelry内から直接PDFをダウンロードする:パターンページ内のダウンロードボタンから、そのままPDFを保存できます
  2. 外部のブログ・サイトへのリンク経由で入手する:デザイナーが自分のブログなどでパターンを公開していて、Ravelryのページからそちらへのリンクをたどる形になっています

どちらの方式かはパターンによって異なるので、パターンページの表示に従って進めれば大丈夫です。


My Notebookの基本機能

Ravelryにログインすると、「My Notebook」という自分専用のページが使えるようになります。主な機能は次の5つです。

  • Projects:自分が編んだ(編んでいる)作品の記録
  • Queue:次に編みたいパターンのリスト
  • Stash:手持ちの毛糸の在庫管理
  • Favorites:気になったパターンのお気に入り登録
  • Library:購入・所持しているパターンの保管庫

気になったパターンを見つけたら、とりあえずFavoritesかQueueに入れておく、というのが僕のいつもの使い方です。編みたいものが増えてきても、ここに集約しておけば迷子になりません。


使う前に知っておきたい注意点

UIは英語のみ

Ravelryの画面表示は基本的に英語のみです(ドイツ語・フランス語のテスト表示が行われたことはあるようですが、日本語対応はありません)。だからこそ、英語パターンの読み方英語の編み物用語辞典とセットで使うと、Ravelryそのものの操作にも、見つけたパターンの読み解きにも迷いにくくなります。

アクセシビリティ設定について

Ravelryは2020年に大きなリニューアルを行った際、光の点滅などに敏感な一部のユーザーから体調不良の報告が出た経緯があります。現在はダークモードやReduced Motion(動きを減らす設定)といったアクセシビリティ設定が用意されているので、光過敏の持病がある方は、使い始める前に設定を確認しておくと安心です。


まとめ

Ravelryは無料で使える、世界最大級の編み物コミュニティサイトです。無料アカウントを作ってパターン検索の画面を使えるようにしておけば、Craft・Availability・Yarn Weightといったフィルタで、自分に合った無料パターンを効率よく探せます。

UIが英語のみという点だけがハードルですが、英語パターンの読み方英語の編み物用語辞典を手元に置いておけば、操作にもパターンの読み解きにも困りません。まずは無料アカウントを作って、気になるパターンをFavoritesに集めてみるところから始めてみてください。

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