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かぎ針編みの基本の編み方|鎖編み・細編み・長編みをやさしく解説

初心者ガイド
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かぎ針編みを始めるとき、最初にぶつかる壁が「編み方の種類がそもそもよくわからない」ということだと思います。僕自身、かぎ針編みを始めたばかりの頃は、鎖編みと細編みの違いすらあやふやなまま海外動画を再生しては一時停止を繰り返し、なかなか手が進みませんでした。

この記事では、かぎ針編みの土台になる4つの編み方――鎖編み・細編み・長編み・引き抜き編み――を、英語名と略語つきでやさしく解説します。このサイトでは海外の動画やパターンを参考にすることが多いので、日本語の名前だけでなく英語の略語もあわせて覚えておくと、この先ずっと動画やパターンが読みやすくなります。

文章だけでなく動画も一緒に見るのがおすすめ
かぎ針編みは、糸のかけ方や針の動かし方といった立体的な動きを、文章だけで完全に伝えるのはどうしても限界があります。基本の考え方をひととおり頭に入れたら、海外のかぎ針編みYouTuberおすすめ3選などで実際の手元の動きを見てみると、理解が一気に深まります。


練習を始める前に|用意するもの

かぎ針編みに必要な道具はとてもシンプルです。

  • かぎ針:号数によって太さが変わります。初心者のうちは、何本かまとめて試せるセットがあると自分の手に合う太さを見つけやすいです
  • 毛糸:目の詰まり方が見やすい、明るい色の毛糸を選ぶと編み目を数えやすくなります

練習用の毛糸には、扱いやすく価格も手頃なアクリル毛糸がおすすめです。毛羽立ちにくく目が見やすいので、基本の編み方を覚える段階にはぴったりです。


アメリカ式(US)表記で解説しています

この記事で紹介する「細編み(sc)」「長編み(dc)」などの英語名・略語は、すべてアメリカ式(US)の表記です。実はかぎ針編みは、イギリス式(UK)だと同じ単語が違う編み方を指すことがあり、注意が必要です。例えば、USの「single crochet(sc)」はUKでは「double crochet(dc)」と呼ばれます。

海外の動画やパターンを見るときは、編み物の英語パターン入門|棒針・かぎ針の用語&略語早見表でUS式・UK式の違いを確認しておくと、思っていたのと違う編み方で編んでしまうミスを防げます。


「立ち上がりの鎖」とは

かぎ針編みの編み図を見ていると、段の最初に「鎖3」のような指示をよく見かけると思います。これが「立ち上がりの鎖」です。

細編みや長編みなど目の高さが変わる編み方に取りかかるとき、次の段の高さまでかぎ針の位置を持ち上げる役割をするのが立ち上がりの鎖です。必要な鎖の目数は編み方によって変わり、おおまかな目安は次のとおりです。

  • 細編みの立ち上がり:鎖1目
  • 長編みの立ち上がり:鎖3目

引き抜き編みは高さを出さない編み方なので、立ち上がりの鎖は基本的に必要ありません。最初のうちは「編み方によって、段の最初に編む鎖の数が変わる」というイメージだけつかんでおけば十分です。


かぎ針編みの基本、4つの編み方

ここからは、かぎ針編みの土台になる4つの編み方を順番に見ていきます。

鎖編み(chain / ch)

鎖編みは、かぎ針編みのほぼすべての土台になる編み方です。編み始めの「作り目」としても使われますし、段の最初の「立ち上がりの鎖」としても登場します。まず鎖編みをマスターすることが、かぎ針編み上達の第一歩です。

編み方の手順

  1. 毛糸を輪にしてかぎ針にかけ、結び目(スリップノット)を作る
  2. かぎ針に毛糸をかける(ヤーンオーバー)
  3. かかっている輪の中を、かけた糸を引き抜く
  4. 3を繰り返して、必要な目数の鎖を編む

つまずきやすいポイント

  • 力を入れすぎると鎖が締まりすぎて、次の段で目を拾いにくくなります。毛糸がスルスル動くくらいの、少しゆるめのテンションを意識すると後が楽です
  • 表と裏で見た目が違うので、鎖のどちら側に針を入れるか迷いやすいです。裏側にある「山(外側の膨らみ)」を目印にすると、次の段に進みやすくなります

どんな作品で使うか
作り目としてほぼすべての作品に登場します。輪から編み始める作品でも、最初の輪を作るときの土台になります。

細編み(single crochet / sc)

細編みは、目が詰まっていて丈夫な編み地になる、かぎ針編みでいちばん基本の編み方です。しっかりした厚みが欲しい作品でよく使われます。

編み方の手順

  1. 針を編み地の目(鎖編みの場合は鎖の裏山)に入れる
  2. 毛糸をかけて、目の中から糸を1回引き抜く(この時点で針に2つのループがかかった状態)
  3. もう一度毛糸をかけて、かかっている2つのループを一度に引き抜く
  4. これで細編み1目が完成。次の目に針を入れて2〜3を繰り返す

つまずきやすいポイント

  • 針を入れる位置を間違えやすいです。1目ずつ丁寧に目を数えながら進めると、目数が合わなくなるミスを防げます
  • 細編みは目が詰まっているぶん編み地が硬くなりがちです。手加減がきついと感じたら、少し太めの針に変えてみるのも一つの方法です

どんな作品で使うか
あみぐるみ、コースター、バッグの底など、丈夫さや厚みが欲しい部分でよく使われます。最初の練習にもおすすめの編み方です。

長編み(double crochet / dc)

長編みは、細編みより高さが出て、編み地が早く仕上がる編み方です。1目あたりの高さが細編みの約3倍あるので、同じ段数でもすいすい編み進められます。

編み方の手順

  1. かぎ針に毛糸を1回かける(ヤーンオーバー)
  2. 針を目に入れ、毛糸をかけて糸を引き抜く(針に3つのループがかかった状態)
  3. もう一度毛糸をかけて、そのうち2つのループを引き抜く(針に2つのループが残る)
  4. もう一度毛糸をかけて、残りの2つのループを引き抜く
  5. これで長編み1目が完成。次の目に針を入れて1〜4を繰り返す

つまずきやすいポイント

  • 細編みより「毛糸をかけるタイミング」が1回多いので、最初は混乱しやすいです。焦らず「かける→引き抜く」を1ステップずつ確認しながら進めましょう
  • 立ち上がりの鎖3目を1目として数えるパターンと、数えないパターンがあります。編み図の指示をよく確認してください

どんな作品で使うか
ブランケットやグラニースクエア、バッグなど、面を早く仕上げたい作品でよく使われます。

引き抜き編み(slip stitch / sl st)

引き抜き編みは、高さを出さずに目と目をつなぐ編み方です。段の終わりを閉じたり、次の位置まで移動したりするときに使います。

編み方の手順

  1. 針を目に入れる
  2. 毛糸をかけて、目とかぎ針にかかっている輪の両方を一度に引き抜く

つまずきやすいポイント

  • 手順自体はとてもシンプルですが、引き抜くときの力加減で編み地がつれてしまうことがあります。細編みや長編みと同じくらいの、ゆったりしたテンションを意識してください
  • 「編み目を作る」というより「移動してつなぐ」役割が中心の編み方です。編み図の中でどんな目的で使われているかを意識すると理解しやすくなります

どんな作品で使うか
段の最後を閉じるとき、モチーフをつなぐとき、次の位置まで目を渡りたいときなどに使われます。単体で編み地の面を作ることはあまりありません。


まずはコースターで練習しよう

4つの編み方の中でも、最初の練習に一番おすすめなのは細編みです。目が詰まっていて失敗が目立ちにくく、小さな作品でも達成感を得やすいのが理由です。

具体的な練習課題としておすすめなのが、細編みだけで編めるコースターです。超初心者向けのコースター&小物動画3選では、鎖編み・細編み・引き抜き編みという、この記事で紹介した基本の編み方だけで作れるコースターの動画を紹介しています。文章で覚えた手順を、実際に動画で確認しながら手を動かしてみると、理解が一気に深まります。

コースターのような実用小物には、吸水性があって丈夫なコットン毛糸がおすすめです。


次のステップに進みたくなったら

基本の4つの編み方に慣れてきたら、次は作品作りに挑戦してみましょう。

道具をまだ揃えていない方は、編み物超初心者が最初に揃えるべき道具5選もあわせてチェックしてみてください。


まとめ|編み方・略語・使う作品の早見表

編み方英語名 / 略語(US)よく使う作品
鎖編みchain / ch作り目・立ち上がり
細編みsingle crochet / scあみぐるみ・コースター
長編みdouble crochet / dcブランケット・グラニースクエア
引き抜き編みslip stitch / sl st段の閉じ・モチーフつなぎ

かぎ針編みは、鎖編み・細編み・長編み・引き抜き編みという4つの基本さえ押さえれば、あみぐるみからバッグ、グラニースクエアまで幅広い作品に挑戦できます。まずは細編みのコースターから、実際に手を動かしてみてください。

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