海外の編み物YouTube動画や英語の編み図(パターン)を見ていると、「k2tog」「dc」「BO」のような見慣れない略語がたくさん出てきます。最初はこれだけで心が折れそうになりますよね。僕も初めて英語パターンを開いたときは、暗号を読んでいるような気分でした。
でも実は、編み物で使われる英語の用語・略語はそれほど多くありません。よく出てくるものを一覧にして手元に置いておけば、1つずつ照らし合わせながら十分に編み進められます。この記事では、棒針編み(knitting)とかぎ針編み(crochet)それぞれの基本用語・略語を早見表にまとめました。海外の編み物YouTuberおすすめ3選などの海外動画を見るときに、このページをブックマークして辞書がわりに使ってもらえたらうれしいです。
棒針編み(knitting)の基本用語&略語
まずは棒針編みでよく出てくる略語です。編み図の指示(例:「k2, p2, rep」)はこれらの組み合わせでできています。
| 略語 | 英語 | 日本語 |
|---|---|---|
| k | knit | 表目 |
| p | purl | 裏目 |
| st / sts | stitch(es) | 目 |
| CO | cast on | 作り目 |
| BO | bind off(英ではcast off) | 伏せ止め |
| yo | yarn over | かけ目 |
| k2tog | knit 2 together | 2目一度 |
| inc | increase | 増し目 |
| dec | decrease | 減目 |
| rep | repeat | くり返し |
| rnd | round | 段(輪編み) |
| RS / WS | right side / wrong side | 表面/裏面 |
編み地の呼び方も覚えておくと安心
略語だけでなく、編み地そのものの名前も英語パターンによく出てきます。
- stockinette stitch(イギリスでは stocking stitch)=メリヤス編み
- garter stitch=ガーター編み
- rib=ゴム編み
かぎ針編み(crochet)の基本用語&略語(アメリカ式)
かぎ針編みの略語は、このあと説明するとおりアメリカ式(US)とイギリス式(UK)で指す編み方が違うので注意が必要です。この表はアメリカ式(US)を基準にしています。
| 略語 | 英語(US) | 日本語 |
|---|---|---|
| ch | chain | 鎖編み |
| sl st | slip stitch | 引き抜き編み |
| sc | single crochet | 細編み |
| hdc | half double crochet | 中長編み |
| dc | double crochet | 長編み |
| tr | treble/triple crochet | 長々編み |
| st / sts | stitch(es) | 目 |
| rnd | round | 段 |
【最重要】US式とUK式で用語がずれることに注意
かぎ針編みの英語パターンを読むときに、一番気をつけてほしいのがこれです。同じ単語なのに、アメリカ式(US)とイギリス式(UK)で指している編み方が違います。 ここを間違えると、細編みで編むはずが長編みになってしまう…といった、全く違う仕上がりになってしまうので要注意です。
| US表記 | UK表記 | 実際の編み方 |
|---|---|---|
| single crochet(sc) | double crochet(dc) | 細編み |
| double crochet(dc) | treble crochet(tr) | 長編み |
| half double crochet(hdc) | half treble(htr) | 中長編み |
見てのとおり、USの「dc」とUKの「dc」はまったく別の編み方を指しています。同じ略語だからと安心せず、必ずUS式かUK式かを確認してから編み始めてください。
動画・パターンがUS式かUK式かを見分けるポイント
- 概要欄やパターンのタイトルに「US terms」「UK terms」と書かれていないか確認する
- 作者の出身国・活動国を見る(アメリカ・カナダはUS式、イギリス・オーストラリアはUK式であることが多い)
- 迷ったら、動画の中で実際に何目編んでいるか(細編みか長編みか)を見て判断する
ちなみに棒針編みには、こうしたUS/UK差はほとんどありません。強いてあげるならBO(bind off)をUK式で「cast off」と書くことがあるくらいで、指している編み方自体は同じです。棒針編みの表は、US式・UK式を気にせずそのまま使ってもらって大丈夫です。
海外動画を見るときの実践ヒント
用語表を手に入れたら、あとは実際に動画を見ながら慣れていくだけです。僕が実践している3つのコツを紹介します。
1. YouTubeの自動翻訳字幕を使う
動画下の「設定(歯車マーク)」→「字幕」→「自動翻訳」→「日本語」を選ぶと、英語の説明が日本語字幕で表示されます。翻訳は完璧ではありませんが、流れをつかむには十分です。
2. 「EASY」「for beginners」で検索する
タイトルに「EASY」や「for beginners」と入った動画は、初心者向けにゆっくり丁寧に解説してくれることが多いです。略語もひとつずつ説明してくれる動画を選ぶと安心です。
3. わからない略語が出たらこのページで1語ずつ確認する
動画やパターンを見ていて知らない略語が出てきたら、そのつど表に戻って確認すればOKです。全部を暗記する必要はありません。何度も見ているうちに自然と覚えていきます。
まとめ
海外の編み物動画・英語パターンを読むコツは、難しい単語を全部覚えることではなく、よく出る略語を早見表で確認しながら進めることです。特にかぎ針編みは、US式とUK式で同じ用語が違う編み方を指すことがあるので、動画やパターンがどちらの表記かを最初に確認する習慣をつけてください。
このページはブックマークしておいて、海外の編み物YouTuberおすすめ3選などの海外動画を見るときにいつでも見返してもらえたらと思います。まだ編み物を始めたばかりという方は、編み物の始め方|初心者が最初にやることや編み物超初心者が最初に揃えるべき道具5選もあわせてチェックしてみてください。

